Column

  • コラム138:桜の下でまた逢おうね

    • ディグニティセラピー
    • 言えない想い
    • グリーフ

    「春になったら、帰れるからね」 結婚前、満開の桜の下で撮った写真を婚姻届の控えに貼った私たちにとって、春は特別な季節でした。私は人工呼吸器で眠る夫に、病室で何度も何度も語りかけました。 夫の闘病中、私は『死を前にした人に あなたは何ができますか?』を何度も何度も読み返しました。ページが柔らかくなるほど読んでも心は追いつかず、弱っていく夫の手を握りながら「私にできることは何だろう」と繰り返す日々でした。 その年の1月、春を待たずに夫は旅立…

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  • コラム136:あなたは、「かけがえのない」「大切で」「愛される存在」であることを感じて欲しい

    • いのちの授業
    • 子ども
    • グリーフ
    • 仲間

    小さな頃、「お父さんお母さん ちゃんと帰ってくるよね」と不安に思いながら、窓から雨降る庭を眺めていた私。人が亡くなること、大切な人と永遠に会えなくなってしまうことに、漠然とした不安があった気がします。 あまり自己肯定感の高くなかった私が、誰かの役に立ちたいと、看護師を目指し、キューブラー・ロスの著書「死ぬ瞬間」に出会い、「死を受容する」ということができるのかという疑問、また、マザーテレサの「人はみな、神に望まれてこの世に生まれてきたので…

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  • コラム129:私のなかにある小さなホスピスマインド ~大切な家族と、大切な友人のために~

    • 養成講座
    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • 仲間
    • グリーフ

    私には沢山の仲間がいます。一緒に学ぶことができる仲間であり、私の悩みをいつでも心よく聴いてくれる仲間、薬剤師である私を認めてくれ、私に期待をかけてくれる仲間です。エンドオブライフ・ケア協会の 援助者養成基礎講座 を勧めてくれたのもこの仲間でした。 エンドオブライフ・ケア協会と出会うまでの私 私はこれまで薬局で、外来業務の傍ら、訪問薬剤師として弱りのある患者さんのご自宅に伺い対応をしてきました。通院ができなくなりご自宅で医療や介護を受ける…

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  • コラム127:ELCで見つけた玉手箱

    • 支える人の支え
    • 穏やかな最期
    • ディグニティセラピー
    • グリーフ

    養成講座参加にいたった経緯 「今までいっぱいありがとう。私の事を忘れないでね。そして何十年か先でいいから、いつかきっと私を迎えに来てね。」旅立つ母の手を握りながら伝えました。「3月4日で91歳よ。何を食べても美味しい。食べれんごとなったら終わり。」と言っていた母。その通りでした。これからもう少し続くであろう在宅療養生活に備えて、在宅医の先生に訪問診療で診て頂いたり、ケアマネジャーさんに訪問入浴やエアーマットを手配頂いたり、もっと母の傍に…

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  • コラム118:つなぐ架け橋

    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • コミュニケーション
    • グリーフ

    実母と夫の膵臓がん遺族であり、患者会・遺族会の運営にも携わっている私がエンドオブライフ・ケアを知ったのは、看護師さんや薬剤師さんからの案内でした。 患者会・遺族会は、対面・オンライン・SNSで交流しており、治療の情報交換をしていくうちに、胸の内をポツリポツリとお話になることがあります。 私は寄り添いについて学ぶ必要を感じ、受講しました。 活動の中で、相談者の気持ちをわかろうとしているつもりでも、それが伝わらなければ悲嘆の中にいる人はわか…

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  • コラム114:わたしを一歩前へ進めてくれた、ELCとの出会い

    • 死別後のつながり
    • リハビリテーション
    • いのちの授業
    • グリーフ

    ELCとの出会い 私は、訪問リハビリテーションで理学療法士として働いています。ELCとの出会いは、5年前。余命1ヶ月の癌末期患者さんの担当になったことでした。「余命1ヶ月…。私に何が出来るのだろう」と思い悩み、参考書を探しに書店に行きました。そのときに、小澤先生の『死を前にした人にあなたは何ができますか?』の本を見つけました。読み終えた頃には、心がすーっと晴れて患者さんの気持ちにも耳を傾けて、わかってくれる人になれるかもしれない!と思え…

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  • コラム112:コンパッションをめぐる旅~日本ホスピス・在宅ケア研究会 in 仙台と松崎町に伺って~

    • エンドオブライフ・ケア
    • グリーフ
    • 対話
    • コンパッション

    2023年10月、『コンパッション都市~公衆衛生と終末期ケアの融合~』著者であり、米バーモント大学臨床教授のアラン・ケレハーさんと、その実践部分を担う、イギリスのCCUK(Compassionate Communities UK)でコミュニティ形成担当理事のエマ・ホッジスさんが、日本ホスピス在宅ケア研究会仙台大会(10月28日~29日)を機に来日されました。 開催に先立ち、8月のプレ大会において通訳をお手伝いさせていただくご縁をいただい…

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  • コラム110:大切な人との別れ、新たな出会い、大切なものに気づいた私。そしてこれから・・・

    • 家族
    • ディグニティセラピー
    • 死別後のつながり
    • グリーフ

    私のエンドオブライフ・ケア協会との出会いは、大切な夫を亡くした頃でした。 生きる意味を見失い、もうどうでもいい、でも子供達のために生きなくちゃという使命感で必死に毎日を過ごしていました。 でも見える世界はモノクロで、笑い声やジョークが、私にとって不協和音にしか聞えませんでした。 この苦しみからどうやって抜け出せるのか、夢中でネットで検索し、福岡でのエンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座の申し込みをしたのを覚えています。 “苦しんでいる…

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  • コラム100:援助的コミュニケーションを学び、自分の心を反復することで癒されたこと

    • 家族
    • 死別後のつながり
    • グリーフ

    悲劇のヒロイン…私は何年もこの状態から抜け出せなかった。二十歳の時、当時44歳の母が病で他界し、「なんで私にはお母さんがいないのだろう」…今思い返せば「なんで、なんで」の繰り返しだったのだろうと思う。 母が闘病している頃、私は県外の大学に通っており、一人暮らしをしていた。亡くなる少し前、母が「もう逝くね」と何となく言っているのが分かったように感じていた。休学するか、看病か、勝手に自分を追い詰めていた当時の自分。気持ちの整理もできぬまま、…

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  • コラム99:「よく生きて、よく死ぬ」を声にする第一歩として

    • 家族
    • 新型コロナウイルス
    • グリーフ
    • 死別後のつながり

    私は医療とは関係のない金融機関勤務で、40年目になります。そして一人の人間として、両親の死について、深い思い入れがあります。 私は小さい頃から母がこの世からいなくなってしまうことが、常に最大の恐怖でした。もう25年も前になりますが、母はガンの発覚から一年半の闘病後、69歳で亡くなりました。なにをしても母から受けた恩に報いることはないという無念さはありました。でも不思議なことに、いつも母は私のことを見守っているという感覚が常にあり、今も話…

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  • <始動します>

    • エンドオブライフ・ケア
    • 人材育成
    • 支える人の支え
    • 関わるすべての職種にできる援助
    • 医療と介護の連携
    • 穏やかな最期
    • 尊厳
    • ディグニティセラピー
    • 意思決定支援
    • 死別後のつながり
    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • 解決できない苦しみ
    • 言葉にする
    • グリーフ
    • オンライン

    2月頃から続いていたコロナ騒動も、さすがに4ヶ月も経つと、新しい日常に変わりつつあります。この数年、毎週末は各地方で人材育成活動をしてきましたが、2月からは自粛しなくてはいけませんでした。 しかし、立ち止まるわけにはいきません。今まで以上に、それぞれの地域で苦しむ人は増えています。この3ヶ月で地域経済は壊滅的な打撃を受けました。地域医療においても外来受診も自粛され、経済的医療崩壊の危機も叫ばれています。 今回の災害の特徴は、すべての人が…

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  • <たとえ思い通りにいかなかったとしても、全ての希望を失うわけではない>

    • エンドオブライフ・ケア
    • 不条理
    • 選ぶことができる自由
    • グリーフ

    2020年は、春も夏も甲子園で開催される高校野球の大会は中止となった歴史的な年となりました。 今までどれほど苦しくても、どれほどつらくても、厳しい練習に耐えてきたのは甲子園に行くためであった。そのような高校球児の夢ははかなくも消えてしまいました。 特に高校3年生にとっては、もう2度と甲子園に行くという夢を叶えることはできません。無念な思いを考えると、胸が苦しくなります。 私たちの人生は、しばしば思いとおりにいきません。楽しみにしていた家…

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  • <いつでも捜しているよ どっかに君の姿を…>

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    • 養成講座
    • 人材育成
    • 関わるすべての職種にできる援助
    • ディグニティセラピー
    • 死別後のつながり
    • グリーフ

    なぜ大切な人を失うと悲しくなるのでしょう? まもなくお迎えが近くなり、意識も薄れていく中で、私たちは本人と家族にどのように声をかけるとよいでしょうか? このような問いに、簡潔に答えることができるでしょうか? 私がこだわってきたことは、一部のエキスパートだけが行える援助ではなく、関わろうとする全ての人が実践できるための援助です。そのために、多くの人にわかる言葉で、まねしやすく、魅力的である援助の方法でありたいと考えてきました。 大切だから…

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  • <本当の幸せは、身近なところにある>

    • いのちの授業
    • 子ども
    • 不条理
    • 新型コロナウイルス
    • 選ぶことができる自由
    • グリーフ

    昨日はFB投稿できませんでした。というのも愛犬が低血糖発作で意識低下、けいれん発作などから、一時期危篤状態となりました(もともと持病がありまして…)。ということで、一日、お休みを頂きました。深夜帯ではありましたが、ブドウ糖をシリンジで何度が飲ませ、何とか事なきを得ましたが、これからも何があるかわからない日が続きます。 普段の何気ないあたりまえの生活が、一変することがあります。昨日の愛犬の出来事もそうです。そして、現在起きているコロナウイ…

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  • 不条理な今を生きていくこと その6:なぜ人は大切な誰かと会えなくなると悲しくなるの?

    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • 不条理
    • 新型コロナウイルス
    • グリーフ

    突然の休校の指示により、多くの学校では春休みが前倒しになりました。卒業を迎える学年では、準備もなくクラスの友達とお別れをすることになります。また多くの介護施設では、新型コロナウイルス感染予防の観点から、面会ができなくなりました。毎週のように面会に来ていた家族にとって、会えなくなることは、生活の一部を奪われるだけではなく、心配、不安、悲しみなどさまざまな感情がわきあがります。そして、なぜ大切な家族に会えないの?と不条理な今を嘆きます。 ア…

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