コラム51:悩める介護家族がELCと出会って学んだこと
医療・介護の専門職でもなく「看取り」に関わった経験もない自分が、今日こうしてエンドオブライフ・ケア協会の会員様向けコラムを書かせていただいていることに、いささかの戸惑いと人生の不思議さを覚えます。 私の職業は、ビジネス分野が専門のフリーランス・ジャーナリストです。千葉の自…
コラム50:母乳育児支援の立場から見る「5つの課題」の普遍性 〜「始まりと終わり」の共通点〜
多摩ガーデンクリニック 小児科、田村クリニック在宅診療部 内科 医師 高橋有紀子さま (ELC第45回生、認定エンドオブライフ・ケア援助士、認定ELCファシリテーター) 当方はもともと小児科医です。ここ数年高齢者の在宅医療にも従事しています。今年2月に偶然小澤先生を囲む少人数の勉強会を…
コラム49:施設での看取り~n.r氏との関わりを通して私たちが学んだこと、成長したこと~
自己紹介 私は特別養護老人ホームで看護師をしています。入所者150人を抱える大所帯です。ここ数年の間に、住み慣れたところで最期を迎えたいと、施設での看取りを希望される方が増えました。以前は調子が悪くなったら病院へという流れだったはずが、いつの間にか年間20人ほど施設でお見送りするようになって…
コラム48:末期心不全患者へのエンドオブライフ・ケア~援助的コミュニケーションを実践し見えたこと~
【はじめに】 私は、循環器専門病院で外来看護師として多くの心不全患者へ看護を提供しています。再入院を繰り返す心不全、発症から5年も経てば、ついこの前まで歩いて外来に来ていた患者が次々に亡くなられるという時間を過ごしていました。何かできることはないかと心不全患者の語りに耳を傾け始めた頃…
コラム46:すべての人にこの学びを広め仲間を増やしたい
生命保険 外交員 池田静子さま (ELC第44回生) 私は生命保険の外交の仕事をしています。 生命保険は皆さんがご存知のように、万が一の時には残された家族へ思いを届ける死亡保障。 病気になったときに安心して治療が受けられるように医療保障。 介護認定を受けたら介護保険が受け…
コラム44:援助者を支える構造を探して
公益財団法人 東京都医学総合研究所 心の健康プロジェクト 主席研究員 中西 三春さま ◆認知症と共に生きる人のための緩和ケア 私は東京都関連施設の研究員として、東京都の委託を受けて認知症ケアプログラムの開発に従事しているほか、海外研究者との共同体制で認知症と共に…
コラム38:ディグニティセラピーと「千」の語り
コラム38:ディグニティセラピーと「千」の語り 千葉県がんセンター 緩和医療科部長 坂下美彦さま (ELC第19回生 ELC東京代表 認定エンドオブライフ・ケア援助士、認定ELCファシリテーター) エンドオブライフ・ケア協会のディグニティセラピーワークショップに参加し、患者さんにディ…
コラム32:仲間に支えられ、今がある
コラム32:仲間に支えられ、今がある ホームケアクリニックえん(訪問リハビリテーションえん) 作業療法士 杉田賢二さま(ELC第12回生、認定エンドオブライフ・ケア援助士) 岩手県県央部に位置する北上市は、人口約93,000人から成る県内5番目の市です。今年も含め「住みよさランキング」8年…
コラム31:少しでも苦しんでいる人の力になれたら
私は、もうすぐ61歳になる脳性マヒの障害者です。8ヶ月の早産で生まれ、片手に乗るぐらいの身体の小ささで人生をスタートさせました。未熟児だったために脳性マヒになったようです。 幼少期から訓練を積んできたのですが、20歳になっても歩く事は出来ませんでした。それでも、電動車いすを手にし…
コラム29:あなたの支えになりたくて・・・
コラム29:あなたの支えになりたくて・・・ 社会福祉法人 日本医療伝道会 湘南国際村クリニック 事務長補佐 古川 英孝さま (ELC第10回生、認定エンドオブライフ・ケア援助士、認定ELCファシリテーター) ●今日が人生最後の日だと思って 人生の最終段…
コラム28:支えること、支えられること
コラム28:支えること、支えられること 医療社団法人 大坪会 三軒茶屋第一病院薬剤科 薬局長 平島 明希枝さま(ELC第26回生) 私は大学卒業後、小澤先生の母校である東京慈恵会医科大学附属病院に入職し、結婚を機に退職、調剤薬局を経験し現職に至って…
コラム26: 〜「コメ」だの「トラ」だの「アント」だの〜
コラム26: 〜「コメ」だの「トラ」だの「アント」だの〜 医療法人あおぞら胃腸科 医師 笠原 健太郎さま (ELC第5回生、認定エンドオブライフ・ケア援助士、認定ELCファシリテーター) ...恥の多い生涯を送ってきました。 「人間失格」第一の手記の冒頭の台詞です。 …
コラム25:私が感じたそれぞれの立場からの支え
コラム25:私が感じたそれぞれの立場からの支え 株式会社共和コーポレーション 在宅推進部マネージャー 入江高志さま(ELC第3回生・第23回生) 私は医療関連企業の訪問看護事業部のマネージメントをしています。 当訪問看護ステーションは大阪市福島区を拠点に東淀川区にサテライト…
コラム24:どんな状況でも逃げずに傍にいる、ということ
コラム24: どんな状況でも逃げずに傍にいる、ということ ホームケアクリニックえん 緩和ケア認定看護師 高橋 美保さま (JSP第3期生、認定エンドオブライフ・ケア援助士、認定ELCファシリテーター) 当クリニックは東北の雪国、人口7万程の工業・農業の町にあります。春には1万本の桜が見事…
コラム23: ELC近畿のなりたち~支え合い、高め合える地域を目指して~
コラム23: ELC近畿のなりたち~支え合い、高め合える地域を目指して~ ELC近畿研究会 文責:(医)拓海会 大阪北ホームケアクリニック院長 白山宏人さま (JSP第3期生、認定エンドオブライフ・ケア援助士、認定エンドオブライフ・ケア援助士、認定ELCファシリテーター) 私は大阪…
コラム22: 地域における訪問看護の役割 「苦しんでいる人は自分の苦しみをわかってくれる人がいるとうれしい」を地域の共通語に
コラム22:「地域における訪問看護の役割 「苦しんでいる人は自分の苦しみをわかってくれる人がいるとうれしい」を地域の共通語に」 公立岩瀬病院訪問看護ステーション 管理者 結城 光さま(ELC7回生、認定エンドオブライフ・ケア援助士、認定ELCファシリテーター) 私は、福島県須賀川市…
コラム17:目を逸らさずに最期の時まで寄り添い「施設でも」にこだわる特養でありたい
社会福祉法人 宏恵会 特別養護老人ホームリーフ鶴ヶ谷 介護福祉士 荒井裕江さま(ELC7回生、認定エンドオブライフ・ケア援助士) 私は仙台市宮城野区にて特別養護老人ホームリーフ鶴ヶ谷で介護福祉士として平成24年より勤務しております。以前はデイサービス勤務であった為初めての施設勤務。教…
コラム14:看取りを地域ケア会議で語る
私は横浜市にある地域包括支援センターで主任介護支援専門員をしています。基礎資格は社会福祉士でもあり、大きな枠組だと自分のことをソーシャルワーカーだと思っています。仕事の内容は、直接要支援の方の担当はすることがありますが、大半は間接的支援が占めています。具体的に一番多いのがケアマネジャーの方…
コラム7:「穏やかに、朗らかに、和やかに、」~“ドゥシ(同志)”とともに~
コラム7:「穏やかに、朗らかに、和やかに、」~“ドゥシ(同志)”とともに~ 医療法人ネリヤ ファミリークリニックネリヤ 院長 徳田 英弘さま(JSP2期生、認定エンドオブライフ・ケア援助士、 認定ELCファシリテーター) エンドオブライフ・ケア協会 会員のみなさま、あけましておめ…
コラム4:支える私たちが「支え」から学んだこと
コラム4:支える私たちが「支え」から学んだこと 西国領歯科医院 歯科医師 西国領 俊子さま(JSP第3期生、認定エンドオブライフ・ケア援助士) 私は志布志町という鹿児島県大隅半島にある小さな町で、主人と一緒に開業している、歯科医師です。 え?「歯医者」なの?「歯医者」…
コラム3:苦しむ人と逃げないで向き合う援助者をめざして~仲間とともに未来を育む~
コラム3:苦しむ人と逃げないで向き合う援助者をめざして ~仲間とともに未来を育む~ 四条畷看護専門学校 教員 久保田千代美さま (JSP第2期生、認定エンドオブライフ・ケア援助士、認定ELCファシリテーター) 私は看護学校の教員です。その前の5年間は、訪問看護をしていました。大好きな…
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